C/VコンバータCV-242M3
¥60,000(税抜)
概要
微小容量の検出に
片線接地された機器の容量測定が可能
CV-242M3 は、入力に接続した被測定物の静電容量に比例した電圧を出力するC/V コンバータ(CAPACITANCE TO VOLTAGE CONVERTER)です。
変換係数は1mV/pF(10,000pFレンジ)と10mV/pF( 1,000pFレンジ)の2レンジで、パネル面のトグルスイッチにて切換可能です。
例えば、1,000pF レンジにて入力1,000pF を接続すると直流+10V が出力されます。
- 静電容量に比例した電圧を出力
- 変換係数:1mV/pF(10,000pFレンジ)、10mV/pF( 1,000pFレンジ) 2レンジ
- 片端が接地されたコンデンサの静電容量に比例した直流電圧に変換
- 100dBのダイナミックレンジ(最大0.01pFの分解能)
測定対象や測定環境、組込み仕様にあわせてカスタマイズ可能
- オンボードタイプ:
シールドSIP 20ピン(66.7×10.5×40.8mm)の小型モジュール - ディジタル表示器搭載の容量計:ハーフラックまたは1/4ラックサイズ、AC100V駆動
- 雑音の大きな測定対象向け:測定信号を10倍にした耐雑音タイプ など
アプリケーション
各種試験装置組込み、生産用治具に。
ダイオードのCV特性の測定
ダイオードの接合容量測定において、直流バイアス電圧を印加した状態で測定が可能です。
半導体パラメータ測定機器に比べ安価なコストで測定が可能です。
静電容量式レベル計
静電容量式のレベル計を構築できます。
平行平板コンデンサの容量値式の通り、水位と容量値は比例します。
向かい合わせた電極間の静電容量を測ることで水位が測定可能です。
真円度・表面粗さ計測、位置検出
回転体の真円度や表面粗さ計測、位置検出など、静電容量型センサを用いた非接触測定におけるC/V 変換に。
金属製の回転体などは、回転軸の芯ブレや外周に凹凸があると、C/Vコンバータに接続した電極との間の距離が変化します。
この距離の変化は微小容量の変化として現れるので、芯ブレや凹凸を高精度、非接触で測定できます。
測定器やアンプなどの入力容量測定
アンプや測定器の入力容量は、周波数特性などに影響を与える重要なパラメタです。
アンプや測定器の入力容量は片側が接地(GND に接続)されており、一般的なLCR メータでは、測定電流がGND に流入してしまうため測定できません。
CV-242M3 は充放電方式を採用しているため、片側が接地されていても静電容量を電圧に変換できます。
プリント基板のパターン容量測定
基板のパターン容量や寄生容量は、特性悪化や発振などの原因となる容量です。
これらを正確に測定することで,不良品の検出やその対策に役立てることができます。
上記以外にも・・・
- トランジスタ、ダイオードの接合容量
- フォトダイオード、光センサの容量
- 電子機器の入力回路の容量
- 偏向板間容量
- トランスの巻線間容量
- 小型・高感度容量計測システムを構築 など
仕様
価格表
オプション情報
本体
CV-242M3 C/Vコンバータ
¥60,000(税抜)
オプション
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PA-001-3018 電源ケーブル
- C/Vコンバータ (CV-242M3) と汎用電源を接続するための変換ケーブル
¥14,000(税抜)
ダウンロード
カタログ
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エヌエフの機能デバイス製品(標準品)の特長、定格、接続図、ブロック図、特性図などの技術情報を1冊にまとめたデータブック。 (A4サイズ、全116ページ)