ラッシュ電流(突入電流)
- Inrush Current
- 高峰电流(浪涌电流)
- 러쉬 전류(돌입전류)
掃除機や電気ドリルなどのモータ使用機器(誘導性負荷)、電源入力にコンデンサインプット形整流回路を使用している電気製品(容量性負荷)などは、電源スイッチを入れた直後、短時間ではあるが定格電流よりかなり大きな電流が流れる。(用語集:コンデンサインプット形整流回路 )
この電流をラッシュ電流と呼ぶ。
この電流を十分に供給できない試験電源の場合、必要な電力が得られず、モータ使用機器などは起動しないこともある。
また、このような大きな電流が流れると、電源ラインのインピーダンスで電圧降下を生じ、供給電圧が低下するおそれがある。そのため、この影響を一定レベル以下に制限する規格もあるが、この試験は、十分なラッシュ電流供給能力のある電源で行う必要がある。
※ラッシュ電流の例
電気ドリル(定格AC100V、260W)
上:電圧(100V/div)
下:電流(10A/div)
小型の電気ドリルでも、電源投入直後には、15Apk(約10Arms)のラッシュ電流が流れている。定格電流は2.6Armsなので、4倍の電流が流れていることになる。
当社のDPシリーズでは、このような使用形態に対応して、最大ピーク電流は最大電流(実効値)の4倍の供給能力をもっています。
ラッシュ電流を供給するために、過大な容量の電源を用意する必要がありません。