容量結合
- Capacitive Coupling
- 电容耦合
- 용량 결합
シールドされていない二つの導体間には、必ず静電容量が存在する。
インピーダンスがZの回路に、微少容量 Cs を通して周波数 fn の雑音電圧 en が結合すると、混入する雑音電圧の大きさは、次の値になる。
Vn = 2πfn・Cs・Z・en ( Cs は面積に比例し、距離に反比例する。)
容量結合を無視できないときは、信号源、接続ケーブルおよび雑音源に静電シールドを施す。すなわち、導体で覆って基準電位に接続する。
また、ラックや机など、周りの導体(金属)も、基準電位に接続することが望まれる。電位差のある部分の距離が変動すると電荷が発生するので、高インピーダンスや高電圧の部分は機械的にしっかり固定する。
シールドされた測定系の信号源インピーダンス1kΩに、わずか0.1pFの結合容量で商用電源100Vが漏れ込んでも、測定器の入力には3μVの雑音となって混入する。