周波数特性
- Frequency Response
- 频率特性
- 주파수특성
周波数特性とは、周波数と何らかの物理量との関係を表したものである。
直流ならば単純に比率(ゲイン)だけで伝達特性を定義できる。しかし、実際の被測定物では、周波数によって伝達特性が変化する。
さらに交流では比率(ゲイン)だけではなく、入出力間の位相差も問題となる場合が多い。
周波数による伝達特性(ゲイン、位相)の変化を周波数応答関数と呼ぶ。略して「周波数特性」と呼ぶこともある。
明確にするためには、「周波数-振幅(ゲイン)特性」、「周波数-位相特性」のように表記するとよい。
被測定物の周波数特性から多くの情報を得ることができる。
以下はその代表的な測定例で、さまざまな目的に応用されている。
- ゲイン測定……利得、位相
アンプの通過帯域幅、音響・振動特性、防振材の特性など - インピーダンス測定……共振特性、損失特性など
電子部品のインピーダンス、ケミカルインピーダンスなど - サーボループ測定……負帰還回路の安定性、応答性、定常誤差特性など
スイッチング電源、PLL回路、自動制御(メカトロ)など