カットオフ周波数(遮断周波数)
- Cutoff Frequency
- 截止频率
- 차단 주파수
遮断周波数とは、右図における信号の通過域と遷移域との境界となる周波数である(理想フィルタでは遷移域が存在しないので、通過域と減衰域との境が遮断周波数である)。
通過域から遷移域へは連続的に移行するので、通常は信号の通過利得が通過域から3dB下がった点(振幅が約30%減衰する)の周波数で定義されている。
しかし、この値は急峻な特性のフィルタでは実用的でないため、例えば-0.1dB(振幅が約1%減衰する)の周波数で定義されることもある。
また、位相直線特性のローパスフィルタでは、位相が-180°*のところで遮断周波数を規定している。したがって、遮断周波数での通過利得は、3dBではなく、8.4dB*下がった点になる。
- 当社独自の4次形位相直線特性における値
一般的に、遮断周波数は次式で表される利得における周波数として定義されます。
利得:G=1/√2=-3dB
ここで、-3dBとは電力(エネルギー)が半分になることを意味し、電力は電圧の二乗に比例しますから、電力が半分になるということは、電圧は1/√2になります。