ステッピングモータの動的インピーダンス測定
周波数特性分析器と信号発生器を組み合わせた、モータ駆動時の測定
ステッピングモータは、インピーダンスを測定することで、駆動回路に適した電源やドライバの仕様が決められます。
インピーダンス値は、通常コイルのインダクタンスによって決まります。インダクタンスは、コイルの長さ、直径、巻き数、形状、コア材質などに依存します。ただ、実際にモータ駆動中のインピーダンスは、静的な測定とは異なる傾向を示します。
ブロック図
測定方法
- WF1984 の“シンクレータ機能”でFRA51615のOSC出力信号と同期した信号を生成し、“2チャネル機能”によりCH1と位相差90°の信号をCH2から出力
- CH1 とCH2 の出力(電圧10Vp-p、正弦波)を高速バイポーラ電源で電力増幅し、それぞれステッピングモータのA相、B相に印加
- ステッピングモータを駆動しながら、インピーダンスを測定