電池の内部インピーダンス測定
FRAは直流の影響を受けにくいので、リチウムイオン電池や燃料電池など各種電池の任意の出力電流で詳細なインピーダンス特性を測定できます。FRA51615は10 μHzの超低周波の測定にも対応し、電池の測定精度向上を考慮した各種新機能を搭載しています。
ここが便利 電位勾配除去機能
測定信号が正弦波とランプ波(電位変動波形)で構成されていると仮定して、正弦波とランプ波各々の大きさと位相を個別に検出する分析方法。
正弦波の振幅と位相のみを測定結果として採用するので電位変動を大幅に低減します。

ここが便利 周波数変化時位相制御
位相0°で周波数を変更する機能。測定前後で電池の充放電状態が変化しません。充放電状態を変化させない機能として、従来機にも搭載の位相0°で発振を停止する機能も有用です。
ここが便利 測定時のみ発振器オン
測定終了後、自動的に出力をオフする機能。信号印加による電池への負担を最小限に抑えることができます。
広がる!インピーダンス測定アプリケーション
新材料開発や医薬品・バイオなどのライフサイエンス分野の分析・評価において、従来からの手法に加えて、電気的インピーダンスの測定ニーズがあります。当社では、電子計測器を使った経験のない場合でも、装置や周辺機器の提案から測定サポートまで対応しております。
植物の交流インピーダンス測定例(コールコールプロット)


- 電気二重層コンデンサのESR測定
- インダクタの直流重畳特性測定
- 液体のインピーダン測定
- 溶液・溶剤の特性解析
- 絶縁油の劣化解析
- 植物の活性評価
- 腐食・塗膜
- 生体信号解析 など