ロックインアンプモジュールLI5501 / LI5502
¥440,000 ～（税抜）
概要
高精度計測器のコア部分をA5サイズにモジュール化
分析器・検査装置への組込みに
微小信号測定に求められる信頼性を備えたロックインアンプ。そのコア部分をコンパクトなサイズに凝縮しました。分析機器や検査装置などの信号検出部分に組込むことで、SN 比の大幅な改善が期待できます。
PC からUSB/LAN を介して制御、表示部や操作部を排除して組込みに特化したシンプル設計です。
- 広帯域 10mHz ～ 1MHz
- 高感度 10nVrms
- 高速応答 時定数 1μs
- ダイナミックリザーブ 100dB
- 発振器内蔵
- 分数調波測定
- USB/LANインタフェース
- 2チャネルモデル (LI5502)
特長
主な特長
広帯域 10mHz ～ 1MHz
10ｍHzの低周波から、1MHzの高周波までの広帯域。機械振動や物性測定など幅広い領域をカバーします。約2周期で参照信号にロックします。
高感度 10nVrms
10nVrmsから1Vrmsまでの感度が選択できます。幅広い入力電圧レンジを備え、測定対象信号に柔軟に対応が可能です。
高速応答 時定数 1μs
時定数フィルタおよび移動平均フィルタを装備。時定数フィルタの最小時定数は1μsで高速応答が得られます。移動平均フィルタと組み合わせることで、低周波においても高速応答が期待できます。
ダイナミックリザーブ 100dB
ダイナミックリザーブは、信号測定レンジフルスケールに対し、許容できる雑音レベルの比です。雑音レベルに対し、非常に小さな信号を検出できます。
発振器内蔵
発振器出力を備え、参照信号として使用することによりシステム構成をシンプルにできます。出力波形は正弦波とTTLレベルの方形波を選択可能。また、正弦波では出力振幅電圧にDCバイアスを設定できます。
分数調波測定
高調波だけでなく、基本波の分数倍の周波数 (×1 / 1 ～ 63 / 64) で測定が可能。2階微分など高度な測定にも対応します。
USB/LANインタフェース
USB又はLANを介して、ホストPC からの制御が可能です。LI5501/LI5502の設定およびデータの収集を行います。
2チャネルモデル (LI5502)
LI5502は入力回路を2チャネル備え、同一参照信号にて2つの入力の周波数成分を同時に測定します。チャネル間の振幅比と位相差も測定可能です。
システム組込み
（1）基本的なシステム
（2）多チャネルシステム
- 保存したメモリ設定による動作も可能、PCレスシステムも構築。
- 発振器出力を信号発生器の代わりに使用可能。
電源
- 動作電圧：
±14 ～ 16VDC 以内 - 電流：
約+400mA / -110mA（LI 5501）
約+480mA / -120mA（LI 5502） - コネクタ：DSUB 9pin
- 供給側電源の容量は上記の2倍程度を推奨。
- 微小信号測定では、安定性および雑音性能の良好な直流電源を推奨。
取り付け
取り付け金具を付属。底面にはゴム脚が用意されます。
ソフトウェア
組込み開発用にサンプルプログラムを用意しています。ソフトウェア開発の参考としてご利用いただけます。
入力端子／インタフェース（LI5502）
Front
Rear
- 同期外れ、通信障害、信号飽和などの状態を表示します。
- 他の機器と内部発振器を同期させる場合に、基準信号を入力。
- 設定保存メモリの読み出しに使用します。
アプリケーション
アプリケーション例
- 赤外分光分析器
- テラヘルツ分光分析器
- 熱物性評価装置
- 半導体検査装置
- 電子顕微鏡
- 走査型顕微鏡 など
仕様
外形寸法
価格表
オプション情報
本体
LI5501 ロックインアンプモジュール
¥440,000（税抜）
LI5502 ロックインアンプモジュール
¥700,000（税抜）
オプション
オプションはありません。
ダウンロード
カタログ
取扱説明書
ファームウェア
LI5501/LI5502 ファームウェアアップデート Ver.1.20
公開日 2024年09月24日NEW
USBドライバ
公開日 2022年11月29日
公開日 2023年04月12日
サンプルプログラム
公開日 2024年09月24日NEW