静電容量式変位計
概要
極微小静電容量計測技術を応用
大きな容器中の充填量が非接触で検出可能
静電容量式計測モジュールに接続した1対の電極(駆動電極と検出電極)によって構成され、電極間の静電容量をセンシングするシステム。
極微小な静電容量を計測する技術により、検出距離を飛躍的に拡張したのが特長です。
活用事例
水槽に溜めた液体の水位測定
容器に入った飲料・食品の充填量測定
特長
- 従来のセンサより検出距離が長い
- 中身が見えない容器に入ったものを測定可能
- 電極間に空気より誘電率が高い物体がある場合は、静電容量の変化を検出可能
静電容量式変位計の実力例
当社の提案する静電容量式変位計は独自技術の採用により、従来の静電容量センサでは困難であった1pF以下の容量変化を安定して検出することが可能です。
1pF以下の計測をできるように最適化した静電容量式変位計を使って実測したデータを図1に示しました(要望に応じて1pF以上の容量測定にも対応可能)。図1で示す通りサブfFの極微小容量変化の検出が可能です。
応用例
食品・飲料品製造、物流、工作機械等のFA分野に。
- 液体・固形物の容器充填量の高速・高精度モニタリング
- 機械動作部の高精度位置検出
- 危険察知用近接センサ など
液体の水位測定
2枚の計測用電極間に液体の入った容器が通過することで、容器内の液体の水位を判別することができます。
例えば、一升瓶のような大きな容器に入った液体を縦方向に検出することも可能です。
- データ出力は、アナログ方式(0~10V)またはディジタル方式(RS-232C)を選択可能
近接センサ
手や足など体の一部や物体が静電容量式センサに近づくと、センサ周辺の容量値が変化し、近づいたことを検出することができます。
この検出方式は、工作機械周辺などの作業者の事故を未然に防ぐ「危険察知システム」として応用できます。
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