特別セッション
物質材料研究から次の“常識”の創出へ
~古くて新しい半導体材料からトポロジカル物質、超伝導材料まで~
~古くて新しい半導体材料からトポロジカル物質、超伝導材料まで~
2月2日(水) 13:00~14:15
名古屋大学 未来材料・システム研究所
附属高度計測技術実践センター 助教
附属高度計測技術実践センター 助教
矢野 力三 氏
「材料の研究?ずっと粉混ぜてて何が面白いの?マイナス270°Cで測定して何の役に立つの?」これは私が高校生の頃に物質科学研究に対して持っていたイメージである。物質科学の研究はあまり重要性とおもしろさが理解されていない。物質科学研究は各分野の'常識'を塗り替えてスマートフォンや測定機器などの高機能電子機器の実現を支え、日常の'常識'をも変えてきた。新材料は変革をもたらす力があり、材料を知ると未来が見えてくる。
本講演ではこれらの実例を挙げながら物質科学研究全般を概観し、その後電子物性を中心に今後どんな'常識'を覆し革新的デバイスにつながるかについて紹介していく。特に最近登場したトポロジカル物質や新奇超伝導による次世代デバイスについて、自身の研究を踏まえて紹介する。
本講演ではこれらの実例を挙げながら物質科学研究全般を概観し、その後電子物性を中心に今後どんな'常識'を覆し革新的デバイスにつながるかについて紹介していく。特に最近登場したトポロジカル物質や新奇超伝導による次世代デバイスについて、自身の研究を踏まえて紹介する。