特別セッション
最新スマート超音波トランスデューサーの研究事例と可能性
2月3日(水) 15:00〜16:15
東京大学大学院
新領域創成科学研究科
教授
森田 剛 氏
工学、医療、化学分野で広く用いられる強力超音波応用技術では、一般的にランジュバン振動子が用いられる。しかし、これでは数10 kHzの帯域で単一周波数の出力となってしまう。本来は、応用先に応じて周波数をもっと高く、例えばMHz帯にしたり、複数振動を重ね合わせたりすべきである。そこで、我々はMHz帯域まで多数モードを有するDPLUS(二重放物面反射による超音波集束機構)を提案し、医療応用デバイスとして研究している。また、非正弦波の強力超音波を出力する共振周波数制御機構を提案し、効率的なキャビテーション生成を確認した。
本講演では、これらの研究例をもとに、スマート超音波トランスデューサーの将来について考えたい。
本講演では、これらの研究例をもとに、スマート超音波トランスデューサーの将来について考えたい。