交流電源/交流安定化電源
- AC Power Source
- 交流电源/交流稳压电源
- 교류전원/교류안정화전원
交流電源とは、一般に商用電源のことを指し、配電盤やコンセントから供給される。航空機などの特殊な用途を除いて50Hzまたは60Hzの交流で、日本では電圧100Vが一般的である(200V系もある)が、世界的には230Vが一般的である。
発電所からコンセントに供給されるまでの経路では、その給電線のインピーダンスや負荷の影響によって、電圧値やその波形に乱れを生じている。
このような問題を解決するには、受電端で電源を安定化する方法がある。
以前は、可飽和リアクトルを利用したものや、スライドレギュレータをサーボで制御する方法が使用されていたが、応答速度が遅く、電圧値の改善は可能でも波形が改善されないという大きな欠点があった。
これに代わって、電子回路を用いた方法が多く提案されるようになった。
当社の電源は電力増幅器方式を採用し、内蔵の信号発生器の信号を増幅することによって、ひずみが少なく、かつ周波数や電圧の安定度の高い交流電源を供給することができる。このような電源を交流安定化電源という。
一方で、信号発生器の周波数や電圧を意図的に変えることによって不安定な電源環境を作り出し、機器が誤動作しないかどうかを試験する電源環境シミュレータとしての用途も増えている。