逆起電力(逆起電圧)
- Back Electromotive Force
- 反电动势
- 역기전력
電流が変化することによって誘導性回路に生じる電圧のことで、各瞬間における誘起電圧の極性は印加電圧の極性と逆向きである。電流が変化しない直流通電中には生じない現象であるが、通電開始時や遮断時には逆起電力が発生するので注意が必要である。
下図のA点の電圧波形は印加電圧の10倍もの大きさになることがあり、リレー(コイル)をトランジスタでON/OFF制御する場合、トランジスタの耐電圧(VCE)を超えて破壊に至ることがある。
このため、ダイオードをリレーに並列に接続し、逆起電力を吸収する保護回路が有効となる。
超電導マグネットで内部クエンチが発生すると、今まで通りの電流を流し続けるため、猛烈なパワー・持続時間が発生します。
当社は、コイルの電圧をブリッジ検出して外部に消費抵抗を設けるなどの手段で、コイル焼損やヘリウムの揮発を回避しています。