電力増幅器
アプリケーション
コンデンサ MLCC
モバイル機器、車載機器や産業機器向けに急速に需要が増加している積層セラミックコンデンサ(MLCC)は、 さらなる小型化・大容量化が進んでいます。
MLCC は周波数や電圧によって静電容量が変化するので、周波数をスイープしながら電圧を印加し、 インピーダンスアナライザなどを用いて、特性を評価します。
モータ 超音波モータ
信号発生器と組み合わせて、周波数・位相・振幅などを変化させながら駆動試験を行えます。高速・広帯域で、 安定した電圧出力により、最適な駆動条件を検証できます。最近は、100kHz 以上で駆動する超音波モータもあります。
●応用分野
一眼レフカメラオートフォーカス、走査型電子顕微鏡、半導体製造装置、マイクロマシン製造装置 など
磁性材料 圧粉磁心、フェライト
磁性材料は、レアアースレスに向けた新材料の開発が活発化しています。中でも、圧粉磁心は、1kHz 以上の 高周波帯域で磁気特性が良好で、粉末を加工成形して作製するため、形状自由度に優れ、生産歩留まりが高い などの特長があり、幅広い部品への適用が検討されています。
HSAシリーズは、B-H カーブ測定などに使用します。
圧電素子 アクチュエータ、トランス
圧電素子の駆動では、HSAシリーズの低出力インピーダンスにより、静電容量の大きい大型の圧電素子でも 良好なステップレスポンスが得られます。
インピーダンスアナライザを用いて、実駆動状態での共振特性測定に対応します。
●応用分野
超音波洗浄機(部品、半導体)
超音波加工(ワイヤボンダ、プラスチックウェルダ、霧化器 など)
医療機器(超音波診断装置、カテーテル、電気メス など)
水中用振動子
超音波センサ
小型微動アクチュエータ(カンチレバー) など
スマホ・タッチパネル
ノイズによる誤動作の検証
コモンモードノイズやAC アダプタからのノイズにより、メモリ等に誤動作が起こることが問題となっています。また、工場などで広く使用されている静電容量式タッチパネルは、微弱な静電容量の変化を信号として使用しますが、周辺のノイズによって誤動作する場合があります。
これらの誤動作の検証では、直流に交流を重畳する試験を行います。HSAシリーズなら、1 MHzまでの広帯域で高調波を重畳可能です。
■ 試験波形イメージ
利得×1 に設定し、信号発生器で設定した電圧レベルをそのまま出力可能。
出力雑音は3.68 mVrms以下なので定電圧ディジタル回路も試験可能
車載電装品
EV用電源の高電圧化
世界的にEVシフトが進み、EV開発はますます活発化しています。車載電源は高電圧化が進み、車載部品・車載電装品も高電圧における電源変動が要求されています。
高調波の電圧変動試験を行うため高速バイポーラ電源が求められるケースがあります。
誘電泳動
細胞分離、微生物やウイルスの検出
誘電泳動は、不均一電場における粒子と周辺媒質の誘電率・電場勾配により、粒子が泳動する現象で、 生体分子計測などで応用されています。1MHz 付近で交流電圧を印加する事例が多く見られます。
誘電泳動とインピーダンス計測を組み合わせた細菌検出法なども研究されています。
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