広帯域電流増幅器CA-550シリーズ / CA-650シリーズ

CA-550シリーズ/CA-650シリーズ

¥156,000 ~(税抜)

概要

高利得・広帯域・低雑音

より高精度な信号処理に。独自の回路設計技術で、世界最高水準の性能を実現した電流増幅器

CA-550シリーズ/CA-650シリーズは、従来品に比べて、10倍以上の高利得と広帯域を両立させた電流-電圧変換器シリーズです。
1M*/10M/100M/1G/10G(V/A)の各利得に対して、プリント基板実装タイプ 2種類のパッケージをラインナップしました。入力換算雑音電流密度は、2.5fA/√ Hz(10G V/A、100Hzにて)の低雑音です。
さらに、従来品の10倍以上の高速応答とセンサとケーブルの容量に対する安定動作により、パルス応答時にオーバシュートやリンギングがほとんど発生しません。

  • 1M(V/A)タイプはシングルインラインパッケージのみ
  • 高利得と広帯域を両立(10G V/A、DC~20kHz)
  • センサ・接続ケーブルの容量に対して安定
  • 低雑音
  • LPF出力を装備
  • 機器組込み用2種類のパッケージを用意

ラインナップ

型名 CA-653F2 CA-554F2
CA-654F2
CA-555F2
CA-655F2
CA-556F2
CA-656F2
CA-557F2
CA-657F2
利得(V/A) 1M 10M 100M 1G 10G
周波数特性 DC~1MHz DC~500kHz DC~250kHz DC~100kHz DC~20kHz
入力換算雑音
電流密度*
150fA/√Hz 45fA/√Hz 15fA/√Hz 6fA/√Hz 2.5fA/√Hz

*typ.

パッケージ

機器組み込み用として、プリント基板に実装可能な低背実装のデュアルインラインパッケージ(DIP)と省スペースのシングルインラインパッケージ(SIP)の2種類のパッケージをラインナップ。

デュアルインラインパッケージ

40ピン6面シールドパッケージ。
10mmの低背実装が可能です。

デュアルインラインパッケージ

シングルインラインパッケージ

20ピン6面シールドパッケージ。
省スペースで、多チャネル高密度実装に適しています。

シングルインラインパッケージ
利得(V/A) 1M 10M 100M 1G 10G
PCB実装 DIP CA-554F2 CA-555F2 CA-556F2 CA-557F2
SIP CA-653F2 CA-654F2 CA-655F2 CA-656F2 CA-657F2

アルミシールドケースタイプ

SA-604F2 / SA-605F2 / SA-606F2 / SA-607F2 / SA-608F2 / SA-609F2

実験などでスタンドアロンで使用するタイプです。
推奨の低雑音直流電源から電源を供給して使用します。

詳細はこちら

SA-609F2

Topics  電流アンプの不安定動作の原因と対策

電流アンプの動作を等価回路などから技術的に解説した動画です。(約3分 MP4:9,400KB)

特長

最高10G(V/A) 高利得と広帯域を両立

10M/100M/1G/10G (V/A)の4種類の利得をラインナップしました。高利得において、他にはない広帯域を実現した電流増幅器です。

利得(V/A) 1M 10M 100M 1G 10G
周波数特性 DC~1MHz DC~500kHz DC~250kHz DC~100kHz DC~20kHz
電流利得-周波数特性図
電流利得-周波数特性図

センサ・接続ケーブルの容量に対して安定

周波数帯域が広いにも関わらず、センサや接続ケーブルの入力付加容量に対して、安定に動作し、発振の心配がありません。パルス応答に対して、オーバシュートやリンギングをほとんど生じないのが特長です。
ケーブルやセンサの容量に対して安定しているので、さまざまなセンサに安心して使用できます。

エヌエフの広帯域増幅器なら

従来の電流増幅器は、入力に容量が付加されるとパルス応答に大きなオーバシュートやリンギングが発生します(左下のグラフ)。この場合、帰還コンデンサを追加してオーバシュートをなくすことはできますが、立ち上がり時間は大幅に増大します。
また、補償できる入力付加容量は1点のみで、入力容量が変わると再調整が必要になります。このため、従来の電流増幅器は入力の容量が決まったセンサと組み合わせて使用されることが多く、標準化しにくいため、汎用的に使用できる電流増幅器が求められていました。
エヌエフの広帯域電流増幅器は、入力側の容量に対して安定な上、従来の10倍以上の高速応答を実現しています。

パルス応答特性 (Cs:入力-GND間容量)

従来型電流増幅器
利得:1G(V/A) X 軸:200μs/div. Y 軸:2V/div
CA-656F2
利得:1G(V/A) X 軸:20μs/div. Y 軸:2V/div.

低雑音

高利得・広帯域でありながら、fA(10-15)オーダーの低雑音を実現しました。入出力にはシールド特性に優れたSMAコネクタを使用しています。さらに、増幅器への電源供給には、出力雑音を10μVrms以下に抑えた低雑音直流電源を用意(オプション)。

入力換算雑音電流密度-周波数特性図
入力換算雑音電流密度-周波数特性図

LPF出力

ローパスフィルタ(LPF)出力を装備しているので、帯域を制限した出力が可能です。外付コンデンサ1個で遮断周波数を変更できます。右のグラフは、CA-554F2/CA-654F2のLPFを切り換えて、出力電圧ノイズを測定した例です。

出力電圧雑音密度-周波数特性図
出力電圧雑音密度-周波数特性図

仕様
外形寸法

仕様

データシート

外形寸法

CA-550シリーズ

外形寸法(CA-550シリーズ)
単位:mm

CA-650シリーズ

外形寸法(CA-650シリーズ)
単位:mm

価格表
オプション情報

本体

  • CA-554F2 広帯域電流増幅器

    ¥156,000(税抜)

  • CA-555F2 広帯域電流増幅器

    ¥156,000(税抜)

  • CA-556F2 広帯域電流増幅器

    ¥156,000(税抜)

  • CA-557F2 広帯域電流増幅器

    ¥156,000(税抜)

  • CA-653F2 広帯域電流電圧変換モジュール

    ¥156,000(税抜)

  • CA-654F2 広帯域電流増幅器

    ¥156,000(税抜)

  • CA-655F2 広帯域電流増幅器

    ¥156,000(税抜)

  • CA-656F2 広帯域電流増幅器

    ¥156,000(税抜)

  • CA-657F2 広帯域電流増幅器

    ¥156,000(税抜)

オプション

  • PA-001-2179 広帯域電流増幅器用評価キット

    • 電源入力:HR10-7R-4Pコネクタ/端子台、信号入出力:BNCコネクタ
    • モジュールは別売り。モジュールと同時に購入いただいた場合は、評価基板に実装して納品します。

    ¥84,000(税抜)

広帯域電流増幅器用評価キット PA-001-2179

基板に接続するだけで、特性を容易に評価

機器への組み込み用としてプリント基板に実装する前に、特性を評価するためのキット。1枚で、CA-550シリーズ(DIP)/CA-650シリーズ(SIP)の両方を評価することができます。

広帯域電流増幅器用評価キット PA-001-2179(DIP)
DIP
広帯域電流増幅器用評価キット PA-001-2179(SIP)
SIP

評価キットの端子とスイッチ

評価キットの端子とスイッチ解説
  • 推奨電源として、低雑音直流電源をご利用ください。接続には出力ケーブルAが必要です。

ダウンロード

カタログ

関連技術用語集

関連計測講座

株式会社エヌエフ回路設計ブロックWebサイトはCookieを使用しております。引き続きWebサイトを閲覧・利用することで、Cookieの使用に同意したものとみなします。Cookie情報の取扱いに関しての詳細は、Webサイト利用規約をご覧ください。 Webサイト利用規約

Webサイト利用を続ける