ニュースリリース

放射光施設をはじめ、量子エレクトロニクス・半導体・MEMS・バイオ等の研究に最適なプログラマブル電流増幅器「CA5351」を発売

2020/9/23発表

 

 

株式会社エヌエフ回路設計ブロック(本社:神奈川県横浜市、代表取締役会長:高橋常夫、以下、エヌエフ回路)は、プログラマブル電流増幅器「CA5351」を発売しました。

エヌエフ回路では、微小信号測定分野において、「ロックインアンプ」や「低雑音増幅器」など、豊富な製品ラインナップを取り揃えています。
新製品「プログラマブル電流増幅器CA5351」は、フォトダイオード、アバランシェフォトダイオード、フォトマルチプライヤ(光電子増倍管)に代表される電流出力センサからの信号を、高精度に検出する電流入力-電圧出力(電流-電圧変換)増幅器です。

CA5351は、高利得と広帯域を両立し、1010 V/Aで、DC~14 kHz、106 V/A以下では、DC~500 kHzと広帯域を実現しました。利得は103 V/Aから1010 V/Aまで10倍ステップで切換え可能で、センサや測定条件によって変化する電流値にあわせて、最適な利得に設定可能です。さらに、fA(フェムトアンペア)オーダーの低雑音(利得1010 V/Aにて、入力換算雑音2.5 fA/√Hz)、高速応答(利得106 V/Aにて0.7 µs)などの特長を備えています。独自の回路により、センサや接続ケーブルの入力負荷に対しても安定に動作するため、パルス応答に対してもオーバシュート*1やリンギング*2が発生しません。
また、電流サプレッション機能により、暗電流*3やリーク電流など、入力の直流電流成分をキャンセルすることにより、SN比(信号雑音比)の高い信号検出が可能です。オートサプレッション機能により、入力電流のキャンセルに適切なレンジと電流値を自動で設定することもできます。
さらに、応答速度1 µs〜300 msの範囲で設定可能なフィルタを内蔵し、雑音成分を除去してSN比を向上させることが可能です。アプリケーションに応じて、SN比や応答速度を最適化して使用できます。
これらの高性能、高機能に加え、フロントパネルに大型液晶パネルやショートカットキーを搭載し、優れた操作性を提供します。

小型化・大容量化が進み、車載向けをはじめ需要が拡大する積層セラミックコンデンサ、レアアースレスの磁性材料として高周波用途が広がっている圧粉磁心*3、さらに圧電素子や超音波モータといった容量性負荷・誘導性負荷をさまざまな条件を模擬して駆動し、評価することができます。また、スマートフォンのメモリ等の誤動作を検証するため、直流にノイズ(交流)を重畳した試験が可能です。
CA5351は、放射光施設をはじめ、分光分析や半導体物性、STM(走査型トンネル顕微鏡)・AFM(原子間力顕微鏡)など先端研究分野の微小電流測定に対応します。また、バイオや医療分野では、コールターカウンタ法を用いた細菌やウイルスなどの粒子の測定、産業分野では、半導体デバイスフォトマスク検査や自動車のヘッドランプ等の配光測定など、幅広く活用いただけます。

 

型名 品名 価格(税抜) 発売開始日
CA5351 プログラマブル電流増幅器 ¥748,000 2020年9月4日


CA5351主な特長

・高利得:103 V/A~1010 V/A(8レンジ、×10ステップ)
・広帯域:DC~500 kHz(106 V/Aにて)、DC~70 kHz(109 V/Aにて)
・高速応答:0.7 µs(106 V/A、DC~500 kHz)
・圧倒的な低雑音性能:2.5 fA/√Hz(1010 V/A、55 Hzにて) ・電流入力範囲:±1 nA(1010 V/A)~±10 mA(103 V/A)
・入力負荷容量に対しても安定動作
・電流サプレッション:±8 nA~±8 mA(7レンジ、オートサプレッション機能あり)
・可変フィルタ、低雑音直流電源内蔵
・豊富なインタフェース:LAN、GPIB、USB
・大型カラー液晶、ショートカットキー搭載
・入力/出力端子は筐体から絶縁、筐体にはグラウンド端子を装備

 


CA5351

 プログラマブル電流増幅器 CA5351

 


*1 オーバシュート:信号の立ち上がり部分にて、波形が定常値を超過する現象
*2 リンギング:波形が波打つ現象
*3 暗電流:フォトダイオード、フォトトランジスタなどの光電変換素子で、入射光がないときに流れる微弱な電流のこと

 

株式会社エヌエフ回路設計ブロックについて

1959年設立。高精度なアナログ制御技術をはじめとする独創技術をベースに、電子計測制御・電源システム・電子デバイス・応用システムの4つの事業領域を展開し、最先端研究分野をはじめとする幅広い分野で高度な計測・制御ソリューションを提供。社名の由来は回路の安定性と高性能を実現する「ネガティブフィードバック」技術の略称から。(東証JASDAQ上場 証券コード:6864)
URL:https://www.nfcorp.co.jp/

 

製品に関するお問い合わせ

株式会社エヌエフ回路設計ブロック
市場開発営業部
TEL: 0120-545838(フリーダイヤル)
E-mail:salespromo@nfcorp.co.jp
製品情報ページ:www.nfcorp.co.jp/pro/mi/lb/preamp/ca5351/index.html

 

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株式会社エヌエフ回路設計ブロック
グループ情報流通部 IT広報グループ
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